革製品に模様や文字を表現するための、打ち込み用の金属<スタッズ(スポッズ)>。アメリカ製のブランドでは<Hollywood Trading Company(HTC)>の製品が有名です。数年前は個人的にも少しだけ(ベルトなどで)遊んでいた時期がありましたが、自宅で行う場合は、スタッズを<叩き込む作業>に比較的大きい音が発生するため、徐々に作る機会が無くなってしまいました。
さてその肝心な<スタッズ(スポッズ)>ですが、今でもアメリカ製の物が存在します。それは1888年に設立されフロリダ州デートナ・ビーチに拠点を構える<The Standard Rivet Company>。元々は馬具メーカーのためのリベットを製造していたようですが、現在はスタッズの他にもコンチョやクリスタルなどが製造販売されており、今尚<Made in the U.S.A.>を掲げております。(日本への直接販売は行なっておらず<スタートレーディングカンパニー>が輸入総代理店となっております)スタッズに挑戦される方は是非<スタンダードリベット>のスタッズをお勧めいたします。
The Standard Rivet Company Youtube
下記ではThe Standard Rivet CompanyがYoutube上で公開する<スタッズ(スポッズ)>を打ち込む機械が紹介されております。残念ながら公式に紹介するビデオをこれ1本のみです。ぜひご覧ください。
Hollywood Trading Company(HTC)
2000年。ヴィンテージ製品の造詣が深いZip Stevenson氏によって設立された<Hollywood Trading Company(HTC)>。革への補強目的とされていたスタッズが、装飾目的に変わった1940年代頃(諸説あります)のベルトを当時の技法で再現させ販売。現在はレザー製品だけでなく、ジャケットやパンツなどのアパレルまで展開しており、イタリア及びアメリカを拠点に展開しております。(公式ウェブサイトの価格はユーロ表記になっております。またベルト等もイタリア製と表記されており<量産>されているような印象を受けます)
![]() |
![]() |
![]() |
関連記事
1965年製のビンテージ品。<Schwinn American(ビーチクルーザー)>から必要なパーツを取り出し、近日中にヤフオク!上で出品いたします。
以前ご紹介した除雪用のシャベル<True Temper>。東京ということもあり、あまり必要では無いのかもしれませんが、数年に一度降る<大雪>のために備えております。
2006年。カリフォルニア州ロサンゼルスより帰国後、Made in the U.S.A.(アメリカ製)の雑貨や自転車(Schwinn製)などの輸入販売をオンライン上で開始。2008年。日本の撮影業界に向けて、カリフォルニア州ロサンゼルスで活躍するクリエイターに焦点を当てた無料情報誌<AUGUST>を刊行。2016年。イリノイ州シカゴに拠点を置く仮装用マスク及びコスチュームの製造販売を行うZagone Studios製品の販売を開始。2020年。正式にZagone Studios Japanとして日本国内における同製品の輸入販売業務を開始。